多系統萎縮症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
転倒、誤嚥に注意しましょう。
多系統萎縮症は、バランスがとりにくい・物との距離感がつかみにくいなどの小脳症状、身体が固くなる・小刻みな歩行になる・バランスがとりにくく転びやすいなどのパーキンソン症状、立ちくらみや便秘などの自律神経症状を主に、麻痺などの錐体路症状も起こします。
歩行は徐々に難しくなり、介助が必要になります。転倒しやすいので、手すりをつける、床に物を置かない、段差をなくすなどの工夫が必要です。
また、飲み込みにくさが出てくるため、誤嚥や窒息に注意が必要です。
飲み込みにくさを自覚した場合は、病院で適切な食事の形態などを検査することもできるため、主治医に相談しましょう。
いずれ、寝たきりになった場合や、飲み込みができなくなった場合、呼吸障害が出た場合に、どこまでの医療行為を行うのか、ご本人を筆頭にご家族でよく検討しておくことも大切です。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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