「双極性障害」とはどのような病気ですか?
気分・思考・行動が高まったり落ち込んだりと、躁(そう)状態とうつ状態の両方が現れる病気です。
双極性障害(双極症)とは、経過中に躁病・軽躁病、抑うつなどのエピソードが発生する病気です。
躁病エピソード/軽躁病エピソードでは気分・行動・思考が亢進(高まる)し、抑うつエピソードではそれらが抑制(低下)されます。
なお、躁/軽状態と抑うつ状態のいずれでもない、寛解状態の時期もあります。このため、症状がない時期があるからといって、病気ではないというわけではありません。
また、躁/軽状態と抑うつ状態の要素が一緒に現れる、混合状態となることもあります。この場合、「不機嫌さの目立つ躁状態」や「焦燥や易怒性の強い抑うつ状態」として現れます。
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最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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双極性障害
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双極性障害の原因や考えられる症状には何がありますか?
遺伝やストレスが原因とされています。異常に活力の出る状態と無気力な状態が入れかわって現れます。
双極性障害には初期症状はありますか?
明確には定義されていません。気分の波や、衝動性の高さのある方が、のちに双極性障害と診断されることもあります。
双極性障害の場合、主にどのような治療をしますか?
主に、薬物療法を行います。このほか、規則正しい生活習慣や、ストレスマネジメントも重要です。
双極性障害が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
自殺の危険もあるので、異常に元気、またはうつ状態であれば、精神科を受診しましょう。
双極性障害のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
双極性障害になりやすい性格はありますか?
双極性障害になりやすい性格は、特にありません。
双極性障害になると話し方が変わりますか?
双極性障害のうち躁病期は、話し方が早口になったり、駄洒落・冗談が増えたり、支離滅裂になったりします。
双極性障害の人に、どう接すればよいですか?
双極性障害の方への接し方としては、それぞれのライフステージに応じた配慮をすると良いでしょう。
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