最近、特に悲観的な気持ちになりやすく困っています。私は双極性障害で精神科に通院していますが、生理の時期になると特に辛くなります。死にたくなる、生きていたくない、何もしたくないといった気持ちが強くなり、自分を責めてしまいます。
私はロングスリーパーで、体力が他人より少ないと感じています。また、起立性調節障害のような症状もあり、自分を怠け者だと責めてしまいます。家族にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。血圧を上げる薬(ミドドリン)を精神科で処方してもらっていますが、効果が感じられません。血圧は毎朝低く、早起きをすると吐き気や動悸が止まらず、結局昼過ぎまで二度寝をしてしまいます。毎日10〜12時間寝ないと起きられません。
生理の時は特に悲観的になり、生きていたくないと感じます。どうすれば良いのか分からず、循環器内科に行っても対処療法にしかならないのではないか、血圧を上げる薬をもらっても良くなるのか不安です。
どのようにして生きていけば良いのか分からず、これ以上家族に迷惑をかけたくありません。しんどい時はクエチアピンやジアゼパムを頓服として飲んでいますが、あまり効果がありません。普段はクエチアピン、ジアゼパム、ミルタザピン、ミドドリン、ピルを服用しています。
どうかアドバイスをいただけると助かります。
お話を伺い、非常に辛い状況にあることが伝わってきます。そんな中ご相談いただき、ありがとうございます。以下にご質問のポイントについてお答えいたします。
月経時の症状について
月経の時に特に悲観的な気持ちになるのは、ホルモンの変動が影響している可能性があります。月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)といった症状が考えられます。これらはホルモンの変動によって引き起こされるもので、月経に伴って精神的な症状が強く出ることがあります。
これらはすでにピルを服用しているとのことなので、すでに婦人科を受診して相談されているかもしれませんが、食事療法や、ピルの種類を変更することにより症状が緩和される可能性があります。
眠気と精神科治療について
双極性障害の治療を受けているとのことですが、症状が良くならない場合は、治療法の見直しが必要かもしれません。
クエチアピンやジアゼパムは比較的眠気が出やすい薬剤なので、「毎日10-12時間寝ないと起きられない」という症状と関連している可能性があります。服用を開始した直後からそのような症状が出ている場合は、特に関連が疑われます。その場合は、他の気分安定薬(リーマス(炭酸リチウム)、デパケン(バルプロ酸))や、抗精神病薬(エビリファイ(アリピプラゾール))などの切り替えなどが候補にあがると考えられます。また、様々な薬物療法でもうつ症状が改善しない場合は、その他の治療(脳を刺激する治療など)が用いられる場合があります。
ただし、薬物療法に関してはくれぐれも自己判断せず、必ず主治医と相談して行ってください。
血圧と体調について
血圧が低い状態が続いていること、早起きすると吐き気や動悸があることから、確かに起立性調節障害の可能性も考えられます。しかし、ミドドリンを服用しても改善が見られていないこと、今感じている症状は双極性障害のうつ症状とも関連があることから、もしかしたら双極性障害の治療が優先されるかもしれません。もしこれまで精査したことがなければ、何か原因になる他の疾患がないか一度内科で検査を受けてみることは有用かもしれません。体の病気が原因で、うつ症状が出ることもしばしばあります。
まとめ
双極性障害の治療について、現在の薬物療法の副作用という観点も含め、主治医とよく調整の余地がないかを相談されることをおすすめします。お大事になさってください。