双極性障害の場合、主にどのような治療をしますか?
主に、薬物療法を行います。このほか、規則正しい生活習慣や、ストレスマネジメントも重要です。
双極性障害の治療は、薬物療法が推奨されています。
薬物療法
双極性障害ではエピソードの再発・再燃が生じやすいため、適切な治療によりエピソードの抑制を目指します。
気分安定薬や抗精神病薬を用いて、躁状態やうつ状態を改善し、気分の波を穏やかにしていきます。
寛解状態(躁/軽状態でも抑うつ状態でもない落ち着いた状態)であっても、
- 気分症状の一部
- 不眠症状
- 認知機能障害
- 衝動性
などの残遺症状(概ね回復しながらも残っている症状)が見られることがあります。
このため、寛解状態でも、症状を緩和する薬物療法が用いられることがあります。
薬物療法以外
また、薬物療法以外では、規則正しい生活習慣とストレスマネジメントが重要です。
例えば、
- アルコール・カフェイン・タバコ、光刺激のコントロール
- 言い争いの回避
- 生活リズムの一定化
- 心配事の過大評価の回避
- 筋弛緩・腹式呼吸法
などが役に立つと言われています。
公開日:
最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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