フォークト・小柳・原田病の場合、主にどのような治療をしますか?
ステロイドを中心とした免疫抑制治療を行います。
治療の基本は、強力な炎症の抑制です。特に急性期には高用量のステロイド(副腎皮質ホルモン)を使用します。
プレドニゾロンの内服が基本ですが、重症例や視力障害が急激に進む場合には、メチルプレドニゾロンによるステロイドパルス療法(点滴で大量投与)を数日間行うこともあります。
ステロイドの効果が不十分な場合や副作用への対策として、免疫抑制剤(シクロスポリン、アザチオプリン、ミコフェノール酸モフェチルなど)の併用が検討されます。
治療は炎症の寛解を目指しつつ、徐々に薬の量を減らしながら、長期間にわたって行われることが多いです。視力温存のためには、早期かつ継続的な治療が不可欠です。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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