腎盂拡張は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
原因により抗生剤、抗コリン薬、α遮断薬などを使用します。それぞれに副作用があります。
腎盂拡張の治療は原因によって異なり、主に感染症には抗菌薬、神経因性膀胱にはα遮断薬などの薬を使用します。原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。
それぞれに副作用もありますので、医師に処方された場合は、副作用に関して処方された医師や薬局の薬剤師さんに、副作用のチェックポイントを聞きましょう。
- ①尿路感染の治療には細菌を倒す薬(抗菌薬)
- ②神経の病気によって膀胱の働きが悪くなる状態(神経因性膀胱)にはα遮断薬や、場合によってはコリン作動性のお薬
- ③結石には排石を助ける薬
子どもの先天性水腎症で、尿路感染を頻繁に繰り返す場合は、少量の抗菌薬を使うことがあります。
- 抗菌薬の副作用としてお腹の症状、アレルギー、薬が効きにくい菌が出てくることなどがあります。
- α遮断薬の副作用としては、起立性低血圧、男性の場合は射精障害を起こすこともあります。
- コリン作動性のお薬は、特に空腹時に飲むと、まれに血圧の異常をきたすことがあります。
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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