後腹膜線維症

第一選択はステロイド薬であり、免疫抑制剤を使用することや外科的処置・手術を行うこともあります。

腎機能悪化を防ぐため水分摂取を心がけ、禁煙・感染予防を行い、定期受診をしましょう。

適切に治療すれば生命予後は良好で、余命は一般人口と大きく変わりません。

IgG4関連疾患に伴う後腹膜線維症は「指定難病」に認定されています。

後腹膜に慢性的な炎症性線維化が生じ、尿管などを圧迫する稀な疾患です。

後腹膜線維症は完治は難しいですが、適切な治療により寛解・長期管理が可能です。

原因には特発性と続発性があり、薬剤・腫瘍・感染症など多岐にわたります。

腰背部痛や排尿障害・尿量減少、下肢の浮腫などを認める場合は、早期に受診を検討すべきです。

後腹膜線維症が疑われる場合、腎臓内科や泌尿器科を受診してください。

血液検査とCTやMRI等の画像検査、必要に応じて組織生検で診断します。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

初期は腰痛や軽度の全身倦怠感など非特異的な症状が多いです。

後腹膜線維症の主な症状は腰痛、排尿障害・尿量減少、浮腫、発熱などです。