後腹膜線維症の原因は何がありますか?
原因には特発性と続発性があり、薬剤・腫瘍・感染症など多岐にわたります。
後腹膜線維症は、特発性と続発性(二次性)の2つのタイプに大きく分かれます。特発性は原因がはっきりしないタイプで、全体の約3分の2を占めます。これは、体の免疫が自分の組織を攻撃してしまう「自己免疫疾患」の一つと考えられており、遺伝的な要因も関係している可能性があります。また、アスベスト(昔の建材などに使われた有害な物質)に長くさらされることも、リスクを高めるといわれています。
続発性は、何らかの原因があって起こるタイプです。例えば、特定の薬(麦角アルカロイド、ドパミン作動薬、β遮断薬、ヒドララジンなど)、がん(前立腺がん、リンパ腫、肉腫など)、感染症(結核、放線菌症)、放射線治療のあと、腹部の手術やけがのあと、またはまれな病気(Erdheim-Chester病など)が原因になることがあります。つまり後腹膜線維症は、体の免疫の異常や、薬・病気・けがなどのさまざまな要因が関係して起こる病気です。

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京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
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