副甲状腺機能亢進症の診断基準を教えてください。
副甲状腺機能亢進症の診断基準は、血液中のカルシウム値と副甲状腺ホルモンが両方とも高値あるいは正常上限であることです。
原発性副甲状腺機能亢進症の診断基準は、以下の通りです。
高カルシウム型原発性副甲状腺機能亢進症
アルブミンの値で補正した血液中のカルシウム値が、正常上限を超えて高く、副甲状腺ホルモン(PTH)の値が高値、または抑制されず正常上限である(2回以上、2週間以上間隔を空けて測定)。
正常カルシウム型原発性副甲状腺機能亢進症
アルブミンの値で補正した血液中のカルシウム値および血液中でタンパク質と結合していない状態のカルシウムは正常範囲だが、PTHが持続的に高値であり、かつ続発性副甲状腺機能亢進症の原因(ビタミンD欠乏、腎疾患など)が除外される。
※鑑別するべき病気として、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症があり、尿カルシウム・クレアチニン比が0.01未満の場合は、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症を疑う。
次の条件を満たす場合は、続発性副甲状腺機能亢進症と診断されます。
- 血液中のカルシウム値が正常または低値で、副甲状腺ホルモンが高値
- 慢性腎不全、ビタミンD欠乏、吸収不良症候群など副甲状腺以外の病気が原因
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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