副甲状腺機能亢進症の診断基準を教えてください。

副甲状腺機能亢進症の診断基準は、血液中のカルシウム値と副甲状腺ホルモンが両方とも高値あるいは正常上限であることです。

解説

原発性副甲状腺機能亢進症の診断基準は、以下の通りです。

高カルシウム型原発性副甲状腺機能亢進症

アルブミンの値で補正した血液中のカルシウム値が、正常上限を超えて高く、副甲状腺ホルモン(PTH)の値が高値、または抑制されず正常上限である(2回以上、2週間以上間隔を空けて測定)。

正常カルシウム型原発性副甲状腺機能亢進症

アルブミンの値で補正した血液中のカルシウム値および血液中でタンパク質と結合していない状態のカルシウムは正常範囲だが、PTHが持続的に高値であり、かつ続発性副甲状腺機能亢進症の原因(ビタミンD欠乏、腎疾患など)が除外される。
※鑑別するべき病気として、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症があり、尿カルシウム・クレアチニン比が0.01未満の場合は、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症を疑う。

次の条件を満たす場合は、続発性副甲状腺機能亢進症と診断されます。

  • 血液中のカルシウム値が正常または低値で、副甲状腺ホルモンが高値
  • 慢性腎不全、ビタミンD欠乏、吸収不良症候群など副甲状腺以外の病気が原因

公開日

最終更新日

医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科

濵﨑 秀崇 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

副甲状腺機能亢進症

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。