血液検査でカルシウムが少し高いと言われた場合、副甲状腺機能亢進症の可能性はありますか?
はい、カルシウムが少し高い場合、副甲状腺機能亢進症の可能性があります。
血液検査でカルシウムが少し高い場合、副甲状腺機能亢進症の可能性があります。
副甲状腺機能亢進症は、高カルシウム血症の最も一般的な原因であり、特に閉経後の女性に多くみられる病気です。
血液中のカルシウム値が、基準値上限をわずかに超える程度の軽い高カルシウム血症で発見されることが多く、患者さんの多くは自覚症状がありません。
カルシウムがわずかに高値であっても、副甲状腺ホルモン(PTH)が正常上限または高値であれば、副甲状腺機能亢進症が強く疑われます。
血液中のカルシウム値が正常の副甲状腺機能亢進症も存在し、このタイプではカルシウムは正常範囲でもPTHが持続的に高くなります。
カルシウムとPTH両方とも高いことが診断の決め手となり、他の高カルシウム血症の原因(悪性腫瘍、ビタミンD中毒、サルコイドーシスなど)では、PTHは通常高くありません。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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