サルコイドーシス
「サルコイドーシス」とは、全身の臓器に影響を及ぼす原因不明の慢性炎症性疾患です。肺やリンパ節に炎症が起こり、咳、息切れ、皮膚病変、目の炎症、関節痛などの症状がみられます。原因不明の咳や息切れ、皮膚の異常が続く場合は、呼吸器内科や皮膚科を受診しましょう。サルコイドーシスは自然に寛解することもありますが、重症例では治療が必要で、定期的な経過観察が重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
サルコイドーシスは、体内のさまざまな臓器に肉芽腫と呼ばれる小さな炎症病巣が形成される病気です。
サルコイドーシスの原因は明確には解明されていません
サルコイドーシスは多くの場合、生命予後が良好です。
サルコイドーシスは難病に指定されています。
サルコイドーシスでは、血液中や尿中のカルシウムが高くなることがあります。
厚生労働省が指定している「難病指定医療機関」を検索してみましょう。
原因、病理、診断法、治療方針が大きく異なります。
現在のところ明確な予防方法は確立されていません。
完治は難しいですが、適切な治療によって病状の進行を抑え、症状を安定させることは可能です。
自然に治ることもありますが、再発や慢性化することもあります。
サルコイドーシスはぶどう膜炎の原因疾患のひとつです。
心サルコイドーシスとは、サルコイドーシスが心臓に及んだ状態を指します。
肺サルコイドーシスの予後は比較的良好です。
適切な管理が行われた場合、10年生存率は70~90%程度とされています。
サルコイドーシスと間質性肺炎は、どちらも肺に炎症を起こす病気ですが、仕組みや特徴に違いがあります。
サルコイドーシス患者さんが仕事を続けるうえで注意すべき点はいくつかあります。
サルコイドーシスが原因で痩せることがあります。
サルコイドーシスの発症にストレスが直接の原因となる明確な科学的証拠はありません。
サルコイドーシスと膠原病は、どちらも体の免疫に関係する病気ですが、仕組みや特徴が異なります。
症状について
サルコイドーシスは全身のさまざまな臓器に影響を与える可能性があるため、症状は多岐にわたります。
咳、倦怠感、発熱、結節性紅斑、リンパ節腫大など多彩な初期症状がみられることがあります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
無症状であることも多いですが、進行すると咳や呼吸困難が現れます。
サルコイドーシスの皮膚症状に関する画像やイラストは、以下のサイトでご覧いただけます。
サルコイドーシスは指にも症状が現れることがあります。
まず皮膚の保湿を徹底し、乾燥による刺激を軽減することが基本です。
サルコイドーシスは目に症状が現れることがあります。
サルコイドーシスの皮膚症状は背中にも現れることがあります。
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