サルコイドーシスは治りますか?
自然に治ることもありますが、再発や慢性化することもあります。
サルコイドーシスは、自然に治る(寛解する)ことがある病気ですが、すべての人が完全に治るわけではありません。
多くの患者さんでは、1〜2年以内に自然に症状が落ち着くことがあります。
特に肺や皮膚に軽い病変があるだけの場合は、治療をせずに経過を観察するだけで回復することもあります。
一方で、心臓、神経、眼など重要な臓器に病変がある場合や、病気が進行して線維化(組織の硬化)が生じた場合には、完全に治すことが難しく、長期的な治療や管理が必要になります。
これらの場合、ステロイドなどの免疫抑制薬を用いて、病気の進行を抑え、症状を安定させることが治療の目標になります。
つまり、サルコイドーシスは「治ることもある病気」ですが、「必ずしも治るとは限らず、再発や慢性化することもある病気」と言えます。
病気の経過は個人差が大きいため、主治医とよく相談しながら、定期的に状態を評価していくことが大切です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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