サルコイドーシスが疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
最も症状が強く出ている部分を基準に、診療科を選びましょう
サルコイドーシスは全身のさまざまな臓器に影響を与える可能性があるため、どの科を受診すればよいか迷うかもしれません。 まずは最も症状が強く出ている部分を基準に診療科を選び、必要に応じて他科との連携が取られることが一般的です。
症状に応じて、以下の診療科を受診するのが適切です。
- 呼吸器内科: サルコイドーシスは肺に最も多く影響を与える病気のひとつであるため、咳や息切れなどの呼吸器症状がある場合は、呼吸器内科を受診しましょう
- 皮膚科: 皮膚症状(発疹、紅斑など)がある場合は、皮膚科を受診することが適切です
- 眼科: 目の症状(充血、視力障害など)がある場合は、眼科を受診します
- 循環器科: 心臓サルコイドーシスは、動悸、めまい、失神などの症状を引き起こす可能性があるため、これらの症状がある場合は、循環器科を受診する必要があります
- 脳神経内科: 神経サルコイドーシスは、頭痛、顔面神経麻痺、手足のしびれなどの神経症状を引き起こす可能性があるため、これらの症状がある場合は、脳神経内科を受診する必要があります
- 総合診療科: 症状が多岐にわたる場合や、どの診療科を受診すべきか不明な場合は、総合診療科を受診することで適切な診療科へ案内されます
サルコイドーシスは、診断が難しく、複数の診療科の連携が必要となる場合もあります。 初期の段階で適切な医療機関を受診し、専門医による診断と治療を受けることが重要です。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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「サルコイドーシス」とはどのような病気ですか?
サルコイドーシスは、体内のさまざまな臓器に肉芽腫と呼ばれる小さな炎症病巣が形成される病気です。
サルコイドーシスの原因は何がありますか?
サルコイドーシスの原因は明確には解明されていません
サルコイドーシスではどのような症状がありますか?
サルコイドーシスは全身のさまざまな臓器に影響を与える可能性があるため、症状は多岐にわたります。
サルコイドーシスには初期症状はありますか?
咳、倦怠感、発熱、結節性紅斑、リンパ節腫大など多彩な初期症状がみられることがあります。
サルコイドーシスの場合、主にどのような治療をしますか?
治療が必要な場合には、副腎皮質ステロイドが第一選択となります。
サルコイドーシスが疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
咳や息切れ、結節性紅斑などの症状が続く場合や、健診異常を指摘された際は受診を検討してください。
サルコイドーシスのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
サルコイドーシスは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
副腎皮質ステロイドが第一選択となりますが、種々の副作用があります。
サルコイドーシスで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合は、専門医とよく相談し、診断と治療を見直しましょう。
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