肺のサルコイドーシスはCT検査で分かりますか?
CT検査はサルコイドーシスの肺病変の評価に有用です。
肺のサルコイドーシスはCT検査(特に高分解能CT:HRCT)で特徴的な所見が確認できるため、診断に非常に有用です。
サルコイドーシスの肺病変では、以下のようなCT所見がよく見られます。
- 両側肺門リンパ節の腫れ(BHL)
- 小葉中心性の粒状影
- 気管支血管周囲の肥厚
- 小葉間隔壁沿いや胸膜沿いの結節
- 進行例では線維化や牽引性気管支拡張、蜂巣肺様変化
ただし、CT所見だけではサルコイドーシスに特有と断定できないため、組織検査(生検)で非乾酪性肉芽腫を確認することが診断の決め手となります。
つまり、CTは診断の強い手がかりになりますが、確定診断には他の検査と合わせて総合的に判断されます。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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