サルコイドーシスが疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
咳や息切れ、結節性紅斑などの症状が続く場合や、健診異常を指摘された際は受診を検討してください。
サルコイドーシスは初期症状が現れないことも多いため、病院を受診する目安を判断するのは難しい場合もあります。
しかし、以下の症状が続く場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
- 原因不明の咳、息切れ、胸の痛みが続く場合: サルコイドーシスは肺に影響を与えることが多いため、これらの症状が続く場合は、サルコイドーシスの可能性を考慮する必要があります
- リンパ節の腫れが続く場合: サルコイドーシスでは、首、わきの下、鼠径部のリンパ節が腫れることがあります。リンパ節の腫れが長引く場合は、医療機関を受診しましょう
- 原因不明の発疹、皮膚の病変、紅斑などが続く場合: サルコイドーシスは皮膚にも影響を与えることがあり、さまざまな皮膚症状を引き起こします。皮膚症状が長引く場合は、皮膚科を受診しましょう
- 目の症状(充血、かゆみ、視力障害など)が続く場合: サルコイドーシスは眼にも影響を与えることがあり、さまざまな眼症状を引き起こします。眼症状が長引く場合は、眼科を受診しましょう
- 原因不明の疲労感、発熱、体重減少が続く場合: これらの症状はサルコイドーシスの初期症状として現れることがあります。他の病気でもみられる一般的な症状ですが、長引く場合は医療機関を受診しましょう
サルコイドーシスは早期発見、早期治療が重要です。 上記のような症状が続く場合は、放置せずに医療機関を受診し、適切な検査を受けるようにしましょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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