心臓サルコイドーシスは完治しますか?
完治は難しいですが、適切な治療によって病状の進行を抑え、症状を安定させることは可能です。
心臓サルコイドーシスは、完治することは難しい病気とされていますが、適切な治療によって病状の進行を抑え、症状を安定させることは可能です。
この病気では、心筋に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が形成され、不整脈や心不全、突然死などを引き起こす可能性があります。
特に進行した場合は心筋が瘢痕化し、一度失われた心機能は元に戻らないことが多いため、早期診断と治療が重要です。
治療の中心はステロイド薬による免疫抑制で、炎症を抑えることで不整脈や心不全のリスクを軽減します。
また、植え込み型除細動器(ICD)やペースメーカーが必要となることもあります。
完全に治るというより、『進行を防ぎ、日常生活を維持しながら長期的にコントロールする』ことが治療の目標です。
定期的な心機能の評価と、主治医との継続的な連携が非常に重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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