副甲状腺機能亢進症
「副甲状腺機能亢進症」とは、首にある副甲状腺という臓器の活動が過剰になり、血液中のカルシウム濃度が上昇する病気です。症状には倦怠感や吐き気、腹痛、血圧の上昇などがあります。人間ドッグなどの検査で血中カルシウム濃度が高い場合には、副甲状腺機能亢進症が疑われるため、内分泌科・代謝内科を受診しましょう。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
首にある副甲状腺から副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウム濃度が上昇してしまう病気です。
副甲状腺そのものの問題や、一部の薬が原因となることがあります。
現時点では該当しません。
副甲状腺機能亢進症の余命は適切な治療を行えば健康な人と変わりません。ただし、高カルシウム血症があり、発見や治療が遅れると余命は短くなります。
副甲状腺機能亢進症を放置すると全身にさまざまな悪性協があります。多臓器障害を起こし、高カルシウム血症による重篤な状態に陥るため、無症状でも定期的に検査を受けることは大切です。
副甲状腺はカルシウムとリンの代謝を調整する重要な内分泌腺で、骨・腎臓・腸に作用し、体のバランスを保っています。
はい、カルシウムが少し高い場合、副甲状腺機能亢進症の可能性があります。
はい、副甲状腺機能亢進症では、通常、副甲状腺ホルモンが高くなります。
甲状腺を手術で摘出する際に副甲状腺が傷つくと、副甲状腺ホルモンの分泌が低下し低カルシウム血症を起こします。
原発性副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺ホルモンが出すぎて血液中のカルシウム値が高くなる病気です。
副甲状腺機能亢進症にストレスが関係するかは不明です。
副甲状腺機能亢進症は主に副甲状腺のしこり(腫瘍)が原因で高カルシウム血症を起こします。バセドウ病は自分の体に対する免疫作用が異常となり甲状腺ホルモンが増える病気です。
副甲状腺機能亢進症では骨粗鬆症になりやすく、特に閉経後女性で骨折リスクが高まります。
症状について
治療について
受診について
診断について
(参考文献)
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ