副甲状腺機能亢進症の「副甲状腺」とはなんですか?
副甲状腺はカルシウムとリンの代謝を調整する重要な内分泌腺で、骨・腎臓・腸に作用し、体のバランスを保っています。
副甲状腺は、甲状腺の裏側に通常4つ存在する小さな内分泌腺で、主に血中カルシウム濃度の調節を行うホルモンである副甲状腺ホルモン(PTH)を分泌します。
PTHは、骨に貯蔵されているカルシウムを血液中に移行させたり、腎臓でカルシウムを体内に再吸収させ、リンを尿に排出したり、ビタミンDを活性型に変換して腸管でカルシウムを吸収するようにさせたり、体内のカルシウム濃度を一定に保つために不可欠なホルモンです。
副甲状腺は小さな器官ですが、骨・腎臓・腸管に作用して、カルシウムとリンの代謝をコントロールする中心的存在であり、副甲状腺機能が異常を起こすと、全身の代謝のバランスに大きな影響があります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
副甲状腺機能亢進症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ