閉塞性肥大型心筋症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
過度の身体的な負担がかからないようにする、十分な休養、バランスの良い食生活などが大切です。
過度の身体的な負担がかからないようにする、十分な休養、バランスの良い食生活などが大切です。
具体的な日常生活の注意事項としては、以下のようなものがあります。
運動
一部の軽いスポーツを除き(ボーリング、ゴルフ、ビリヤードなど)、競技スポーツや、激しい運動は禁止です。
自覚症状がなく、失神や突然死の危険が低い場合には、健康を維持するための無理のない範囲での適度な運動は推奨されます。
食生活
肥満にならないよう、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。塩分や脂質、カロリーの高い食事は避ける必要があります。
また、過剰な飲酒は症状を悪化させるため飲酒量は注意が必要です。
喫煙
喫煙は病状の悪化をさせるリスクがあるため、禁煙が大切です。
妊娠出産
多くの場合は妊娠出産が可能ですが、20〜40%の人に心臓や血管の病気を引き起こすとする報告もあり、一定のリスクがあります。特に心臓の肥大が高度な症例や突然死リスクが高い場合、危険な不整脈がある場合、失神歴がある場合には高リスクであり、十分な評価、必要に応じて薬剤の調整や植込み型の除細動器などが必要となることもあります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
閉塞性肥大型心筋症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ