大動脈弁狭窄症の手術成功率はどれくらいですか?
手術に伴う入院中の死亡率は約3%とされています。
大動脈弁狭窄症に対する手術は2種類あり、それぞれで若干治療の成績が異なります。施設によっても手術成績は違いますが、概ねどちらの手術でも90%以上の方で成功したとする報告があります。ただし、大動脈弁狭窄症の手術では高齢であったり、もともと心臓の動きが悪くなっている方も多いため、成功の確率・手術の難易度・リスクは個人差が大きいです。
①大動脈弁置換術
手術の成功率は90%以上、手術時の死亡率は3%前後(80歳以上の高齢者では5%程度)とされています。
②経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
高齢者など通常手術に耐えられない方に対して行われ、手術の成功率は90%以上、治療後の30日以内死亡率は2%以下とされています。
以前は外科治療が困難な超高齢者やリスクが高い方のみがTAVIの対象となっていましたが、近年では適応となる対象も広がっているため、治療成績もよくなってきています。
治療の詳細については以下のページをご確認ください。
公開日:
最終更新日:
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
日本循環器学会ほか.“2020 年改訂版 弁膜症治療のガイドライン”..https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/04/JCS2020IzumiEishi.pdf,(参照 2024-01-31).
NEJM. 2019 May 2;380(18):1695-1705.
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
大動脈弁狭窄症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。