副甲状腺機能低下症
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副甲状腺機能低下症の場合、主にどのような治療をしますか?
医療法人泰水会濵﨑クリニック 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
症状がある場合には、血液中のカルシウム濃度を上げる薬の内服や点滴を行います。
副甲状腺機能低下症の治療では、血液中のカルシウム濃度を上げる作用のある薬の内服や点滴を行います。治療の目標はカルシウム濃度を正常に保つことではなく、カルシウム濃度の低下に伴う症状を改善することであり、投与は最低限行うにとどめます。
注射薬(カルシウム製剤)
血液中のカルシウム濃度が著しく低下しているような場合、カルシウム製剤(グルコン酸カルシウム)の点滴投与をすることがあります(緊急対応)。
内服薬(活性型ビタミンD、カルシウム製剤など)
まずはカルシウム製剤の内服を行い(初期治療)、ある程度血液中のカルシウム濃度が上昇してきたら、活性型ビタミンDの内服に切り替えて再度カルシウム濃度が低下しないようにします(維持療法)。活性型ビタミンDはカルシウムそのものではありませんが、腸管からのカルシウムの吸収を促すことで血液中のカルシウム濃度を保つ働きがあります。
(参考文献)
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