副甲状腺機能低下症の場合、主にどのような治療をしますか?
症状がある場合には、血液中のカルシウム濃度を上げる薬の内服や点滴を行います。
副甲状腺機能低下症の治療では、血液中のカルシウム濃度を上げる作用のある薬の内服や点滴を行います。治療の目標はカルシウム濃度を正常に保つことではなく、カルシウム濃度の低下に伴う症状を改善することであり、投与は最低限行うにとどめます。
注射薬(カルシウム製剤)
血液中のカルシウム濃度が著しく低下しているような場合、カルシウム製剤(グルコン酸カルシウム)の点滴投与をすることがあります(緊急対応)。
内服薬(活性型ビタミンD、カルシウム製剤など)
まずはカルシウム製剤の内服を行い(初期治療)、ある程度血液中のカルシウム濃度が上昇してきたら、活性型ビタミンDの内服に切り替えて再度カルシウム濃度が低下しないようにします(維持療法)。活性型ビタミンDはカルシウムそのものではありませんが、腸管からのカルシウムの吸収を促すことで血液中のカルシウム濃度を保つ働きがあります。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
副甲状腺機能低下症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。