副甲状腺機能低下症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と副甲状腺機能低下症の関連をAIでチェックする
副甲状腺機能低下症について「ユビー」でわかること
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副甲状腺機能低下症とはどんな病気ですか?
「副甲状腺機能低下症」とは、副甲状腺ホルモンの分泌が低下し、低カルシウム血症や高リン血症を引き起こす病気です。原因は、甲状腺や副甲状腺の手術・遺伝・免疫異常などさまざまです。低カルシウム血症によるテタニーやけいれん、手足のしびれなどの症状が見られます。主な診療科は内分泌内科です。
副甲状腺機能低下症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
副甲状腺機能低下症の専門医がいる近くの病院はありますか?
副甲状腺機能低下症の専門医がいる病院を見る副甲状腺機能低下症のQ&A
- A.
初期症状としては手足のしびれなどが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る個人差もありますが、初期症状としては手足のしびれや筋肉のこわばりなどを感じる方が多いようです。一方で、血液中のカルシウム濃度がある程度低下してから症状が現れるため、初期(軽度)の副甲状腺機能低下症では症状の自覚が乏しいことも多く、健康診断などで偶然見つかることもあります。
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下の症状に当てはまるかセルフチェックしましょう。1つ以上当てはまる場合には副甲状腺機能低下症の可能性があります。
診断のためには、血液検査でカルシウム濃度や副甲状腺ホルモン値を確認する必要があります。特に手足や唇のしびれ、手足のけいれん、全身の筋肉の硬直やけいれんのいずれか1つを満たす場合は、医療機関を受診のうえ血液検査を受けましょう。
なお、症状検索エンジン「ユビー」(ubie.app)で質問に答えるだけでセルフチェックを行うことも可能です。無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。 - A.
低カルシウム血症が原因のテタニーやけいれんが見られます。
解説副甲状腺機能低下症では、血中カルシウム濃度が低下(低カルシウム血症)することに伴いさまざまな症状が見られます。軽度の低カルシウム血症では症状は出ませんが、進行すると以下のような症状が出現します。
また、低カルシウム血症が長い間続くと、認知機能の低下、腎機能の低下、皮膚の乾燥や脱毛などが見られることもあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る平田結喜緒ほか副甲状腺・骨代謝疾患診療マニュアル 改訂第2版. 診断と治療社2019
John P Bilezikian. Hypoparathyroidism. J Clin Endocrinol Metab. 2020, 105, 1722-1736. - A.
甲状腺や副甲状腺の手術、遺伝、免疫異常などさまざまな原因があります。
解説副甲状腺機能低下症の主な原因として、手術などの治療の影響や、遺伝性の病気などが挙げられます。
手術などの治療の影響
副甲状腺は甲状腺の裏側にあるため、甲状腺をはじめとした首周囲の手術の際に、副甲状腺が損傷することや副甲状腺ごと摘出することがあり、副甲状腺機能低下症の主な原因となります。
また、がんに対する放射線治療などの影響で副甲状腺の機能が低下することもあります。遺伝性の病気
遺伝によって生まれつき副甲状腺が存在しない場合や、副甲状腺が機能しない場合もあります。例えば「ディジョージ症候群」という遺伝性の病気では、高頻度で副甲状腺の欠損や心臓の病気が見られます。また、副甲状腺ホルモンは分泌されるのに正常に機能しない遺伝性の病気(偽性副甲状腺機能低下症)もあります。
免疫の病気
一部の免疫の病気(自己免疫性多腺性内分泌症候群1型など)では、副甲状腺をはじめとする臓器が徐々に破壊されてしまい、副甲状腺機能低下などのさまざまな症状をきたします。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る平田結喜緒ほか副甲状腺・骨代謝疾患診療マニュアル 改訂第2版. 診断と治療社2019
Michael Mannstadt et al.“Hypoparathyroidism”.Nature Reviews Disease Primers.https://www.nature.com/articles/nrdp201755,(参照 2023-12-14).
副甲状腺機能低下症について、医師からのよくある質問
- 顔のどこががけいれんしますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 糖尿病内科
- 内分泌・代謝内科