ヘルパンギーナと手足口病の違いは何ですか?
手足口病と同じく、ヘルパンギーナでは口内炎や発疹が見られますが、より高熱が見られやすいことが特徴です。
ヘルパンギーナと手足口病の主な違いは、発疹(赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)の出現部位と症状の重さにあります。
ヘルパンギーナも手足口病も、夏から早秋に流行する代表的なエンテロウイルス感染症です。エンテロウイルスは、ポリオウイルス群、コクサッキーウイルス群、エコーウイルス群、エンテロウイルス群に分けられます。それぞれの特徴は、以下の通りです。
ヘルパンギーナ
主に、コクサッキーウイルスに感染することで発症します。典型的には、突然の高熱と全身倦怠感で始まり、口の中に潰瘍ができることで咽頭痛や食事摂取困難などにつながります。
手足口病
主に、エンテロウイルス、コクサッキーウイルスに感染することで発症します。ヘルパンギーナと異なり、口の中だけでなく以下のようなぶぶんに水疱性の発疹があらわれます。ヘルパンギーナと比較して症状は軽症です。
- 手掌
- 手背
- 手指
- 足底
- 足背
- 下肢
- おしり
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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ヘルパンギーナ(夏風邪)
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ヘルパンギーナ(夏風邪)とはどのような病気ですか?
エンテロウイルスが原因で起こる感染症です。発熱や喉の腫れ、水疱(すいほう)などの症状が見られます。
ヘルパンギーナ(夏風邪)は自然に治りますか?
たいていは自然に治ります。
ヘルパンギーナ(夏風邪)にはどんな人がなりやすいですか?
ヘルパンギーナ(夏風邪)は、殆どの場合、乳幼児がかかりやすい病気ですが、大人がかかる場合もあります。
ヘルパンギーナ(夏風邪)とは、どのような症状ですか?
発熱や喉の腫れ、口の中の水疱(すいほう)などの症状が見られます。
ヘルパンギーナ(夏風邪)と症状が似ている他の病気はありますか?
ヘルペス感染や手足口病は症状がよく似ています。
ヘルパンギーナ(夏風邪)の受診の目安はありますか?
発熱が長引いたり、頭痛や嘔吐(おうと)が続いたりする場合、すぐに受診しましょう。
ヘルパンギーナの診断はどうやって行うのでしょうか?
症状から診断します。
ヘルパンギーナは検査などは行いますか?
ヘルパンギーナで検査を行うことは少ないです。
ヘルパンギーナ(夏風邪)は何科を受診したらよいですか?
ヘルパンギーナ(夏風邪)が疑われる場合は、小児科や内科を受診しましょう。
ヘルパンギーナ(夏風邪)はどうやって治療するのでしょうか?
特効薬などはなく、家で安静にすることが基本です。こまめに水分を補給し、栄養と睡眠を十分にとりましょう。
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