ヘルパンギーナ
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
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ヘルパンギーナについて「ユビー」でわかること
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ヘルパンギーナと特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
体温が37.5℃以上
- 自覚した時期
- 3週間以上前から
- 症状の程度
- 38℃より高い
口のなかに盛り上がったできものがある
- 症状の頻度
- 月に数回程度は同じような症状がある
食べ物が飲み込みにくい
- 自覚した時期
- 12時間以内から
ヘルパンギーナとはどんな病気ですか?
「ヘルパンギーナ」とは、発熱や赤みを伴う喉の腫れ、水ぶくれなどを引き起こすウイルス性の感染症で「夏風邪(夏かぜ)」とも言われます。通常は1週間程度で自然とよくなる病気ですが、発熱が長引いたり、頭痛や嘔吐が続いたりする場合は、小児科や内科を受診しましょう。
ヘルパンギーナへの対処法は?
特別な治療はありませんが、発熱でぐったりしたり、口の発疹の痛みで水分がとれなかったりする場合は、受診を検討してください。
ヘルパンギーナの専門医がいる近くの病院はありますか?
ヘルパンギーナの専門医がいる病院を見るヘルパンギーナのQ&A
- A.
まれに高熱やけいれん、脱水症状、意識障害などを伴い重症化します。
解説重症化すると、高熱が続いたり、脱水症状、けいれん、意識障害などが起こる場合があります。
ヘルパンギーナは通常、数日で自然に回復するウイルス性の夏風邪ですが、ごくまれに重症化することがあります。
特に乳幼児や免疫力が低下している方では注意が必要です。
高熱が長引く場合には医療機関を受診しましょう。また高熱により熱性けいれんを起こすことがあります。
特に6か月~5歳頃の子どもで頻度が高く、突然体が硬直したり、目が上転するような動きが見られたら、すぐに医師の診察が必要です。
喉や口の潰瘍の痛みで食事や飲み物を嫌がることも多く、脱水症状にも注意が必要です。
尿の回数が極端に減る、皮膚や口の乾燥が目立つ、目が落ちくぼむ、涙が出ない、ぐったりしているといった様子があれば、早めの水分補給や点滴が必要になります。
ごく稀ですが、特に乳児、免疫不全の人、または特定のウイルス株に感染した人で、髄膜炎や脳炎といった重篤な合併症を起こすこともあります。
この場合、強い頭痛、吐き気、意識の混濁、けいれんなどが見られることがあり、直ちに救急対応が必要です。
重症化を防ぐためには、早期の異常察知と適切な対応が重要です。
脱水症状、持続的な高熱、神経学的症状(激しい頭痛、首のこわばり、意識の変化、けいれんなど)の兆候がある場合は、直ちに医師の診察を受ける必要があります。
いつもと違う様子があれば、迷わず医療機関に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るC C Huang et al.“Neurologic complications in children with enterovirus 71 infection”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10498488/,(参照 2025-05-23).
Kevin Messacar et al.“Nonpolio Enteroviruses ”.clinicalkey.https://www.clinicalkey.jp/#!/content/book/3-s2.0-B9780323529501002777?indexOverride=GLOBAL,(参照 2025-05-23).
.“ヘルパンギーナ”.国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト.https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/herpangina/010/herpangina.html,(参照 2025-05-23). - A.
ヘルパンギーナでも熱が出ない場合がありますが、まれです。
解説ヘルパンギーナでも熱が出ない場合がありますが、まれです。
ヘルパンギーナは主に夏季に流行するウイルス性の感染症で、コクサッキーウイルスなどによって引き起こされます。
特に乳幼児に多く見られる感染症で、典型的な症状としては、突然の高熱(38~40℃程度)、喉の痛み、小さな水疱や潰瘍が口の奥や喉の周囲にできることが挙げられます。
ヘルパンギーナでは発熱がみられる確率が非常に高いです。ヘルパンギーナの子ども190人を対象とした2018年の臨床研究によると、95.3%が発熱していました。
研究により多少の差はありますが、発熱はヘルパンギーナの非常に一般的な症状として報告されています。
ただし、すべてのケースで高熱が出るとは限りません。症状の程度には個人差があり、特に年長の子どもや大人、以前に似たウイルスに感染した経験がある場合などでは、軽症で済む場合があり、熱が出ない、あるいは微熱程度にとどまることもあります。
また、熱が出ないと風邪と認識されにくく、口内炎や軽い喉の痛みとして見過ごされることもあります。
喉や口の痛みを言葉で説明できない乳幼児では、食欲不振、嘔吐、不機嫌などがよく見られます。
年長児では、倦怠感、頭痛、喉の痛み、飲み込みづらさ、腹痛を訴えることもあります。
特に子どもが水分を取りにくくなっている場合は脱水症に注意が必要です。
発熱の有無にかかわらず、しっかりと水分補給を行い、安静に過ごしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るTian-Shuo Zhao et al.“Molecular epidemiology and clinical characteristics of herpangina children in Beijing, China: a surveillance study”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33088614/,(参照 2025-05-23).
Kevin Messacar et al.“Nonpolio Enteroviruses ”.clinicalkey.https://www.clinicalkey.jp/#!/content/book/3-s2.0-B9780323529501002777?indexOverride=GLOBAL,(参照 2025-05-23).
.“ヘルパンギーナ”.国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト.https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/herpangina/010/herpangina.html,(参照 2025-05-23). - A.
喉の中の上側に1~2mmの赤い腫れや、中心部に小さな水ぶくれがあらわれます。治療は対症療法になります。
- A.
2〜4日間の潜伏期間の後に、突然発熱が起こり、その後、咽頭痛があらわれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るはい。ヘルパンギーナ(夏風邪)の初期症状として、突然の高熱が挙げられます。
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーウイルスへの感染によって発症します。ウイルスへの感染後、発症するまでの平均的な潜伏期間は、3〜5日間です。
ヘルパンギーナを発症すると、まず突然の高熱(39〜40℃)が出て、さらに以下のような症状があらわれます。 - A.
大人の感染はまれですが、免疫力が低下していると感染します。
解説ヘルパンギーナは主に乳幼児で見られる感染症ですが、まれに成人(特に若年成人)にも感染します。
ヘルパンギーナにかかったお子さんをケアしている親御さんは、手洗いを徹底して感染対策に努めましょう。ヘルパンギーナには特別な治療法はありませんので、対症療法(病気の根本的治療ではなく現れた症状への対応としての治療)で自然回復を待つことが治療の基本になります。
なお、妊婦が感染した場合は早産や低出生体重のリスクとなるため、特に注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る長﨑 澄人 他. 周産期医学. 東京医学社. 2021
MEDIMEDIA.“Hand, foot, and mouth disease and herpangina”.MEDIMEDIA.https://medilib.ir/uptodate/show/96219,(参照 2024-05-10).
Yi-Hua Chen et al. Increased risk of adverse pregnancy outcomes among women affected by herpangina. Am J Obstet Gynecol. 2010, 49, p.1-7. - A.
ヘルペス感染や手足口病は症状がよく似ています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発熱を伴わない口の中の水疱(すいほう:水ぶくれ)が見られる場合、ヘルペス感染や口内炎の可能性も考えられます。
手や足にも発疹(ほっしん:赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)がある場合、手足口病の可能性が高いです。 - A.
発熱や喉の腫れ、口の中の水疱(すいほう)などの症状が見られます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発熱と同時にのどが赤く腫れ、口の中に水疱(水ぶくれ)や潰瘍(粘膜や皮膚が深いところまで傷ついた状態)ができます。
発熱による体のだるさや口の中の痛みなどから、食事や水分をとることが難しくなり、脱水になってしまうこともあります。
発熱は2〜4日程度で落ち着き、水疱や潰瘍も時間の経過とともによくなります。
ヘルパンギーナについて、医師からのよくある質問
- 周囲(学校や職場、家庭など)に同じような症状の人がいますか?
- 口のなかに盛り上がったできものがありますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 哺乳や食事の量が普段より少ないですか?
- のどの赤みがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科