敗血症は完治しますか?

薬物療法により完治はしますが、重篤な状態の場合は治療期間も長くなり、数ヶ月程度になります。

解説

敗血症は、感染症により炎症などの制御不能な生体の反応が起こり、生命を脅かす臓器障害(主に肺、腎臓、肝臓など)が引き起こされる状態であり、程度によっては完治しないことがあります。
感染症は抗菌薬などの薬物療法により治癒可能である一方、臓器障害についてはその障害の程度によって臓器の機能の一部が回復しません。

したがって、敗血症の完治には、感染症からの治癒と、生じた臓器障害の回復が必要と言えます。

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長

白石 達也 監修

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敗血症

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関連するQ&A

「敗血症」とはどのような病気ですか?

微生物に感染することで多臓器不全を生じ、生命を脅かすような状態になります。

敗血症の原因は何がありますか?

細菌、ウイルスや真菌などにより感染し、臓器の機能不全を起こします。

敗血症ではどのような症状がありますか?

悪寒や発熱、病気の進行に伴って意識低下、血圧低下、息苦しさなども見られます。

敗血症には初期症状はありますか?

初期症状としては、悪寒、発熱、心拍数の上昇などが挙げられます。

敗血症の場合、主にどのような治療をしますか?

主に薬物療法です。症状が多岐にわたるため、症状に合わせて薬物療法を行なっていきます。

敗血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

悪寒を伴う発熱や意識低下などがある場合は、早めに内科や救急科を受診しましょう。

敗血症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

敗血症はどんな人がなりやすいですか?

乳幼児や65歳以上の高齢者、抗がん剤治療薬中などによって免疫が低下している方がかかりやすいです。

敗血症はうつりますか?

人から人へ感染することはありません。

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