眼瞼内反症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
眼瞼内反症に対して点眼薬などの薬物療法で十分な効果が得られない場合は、外科的な治療が検討されます。
眼瞼内反症に対して点眼薬などの薬物療法で十分な効果が得られない場合は、外科的な治療が検討されます。薬はあくまで炎症の軽減や目の表面の保護を目的とした対症療法であり、まぶたの構造的な異常そのものを改善することはできません。そのため、まつげが角膜に当たり続けて症状が改善しない場合や、角膜に傷や混濁が見られる場合には、まぶたの位置を整える手術が必要になります。
手術では、まぶたのゆるみを調整したり、まつげの生え際を外側に向けるように縫合して、まぶたが正常な位置に戻るようにします。高齢者に多い加齢性の眼瞼内反症では、比較的短時間で済む局所麻酔の手術が一般的です。小児や瘢痕性の場合には、症状や原因に応じた手術方法が選択されます。いずれの場合も、眼科専門医による適切な判断のもとで、根本的な治療を受けることが大切です。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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