顔面神経麻痺

主に顔の動きを司る神経である顔面神経が病気により麻痺する状態です。

ベル麻痺やハント症候群、脳卒中などがあります。

基本的には人にうつる病気ではありません。

ベル麻痺やハント症候群の後遺症には顔面の拘縮や病的共同運動などがあります。

顔の動かしにくさのほかに、味覚や聞こえの変化を感じることがあります。

歯磨きのときに口から歯磨き粉が垂れる、目が閉じにくくて乾燥するなどの症状があります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

ハント症候群では前兆として、耳に痛みを感じることがあります。

ベル麻痺やハント症候群では重症度に応じて薬物療法を行います。

目が乾燥しないように目薬をこまめに使用しましょう。

無理に顔を動かそうとせず、顔のマッサージをして筋肉の緊張をほぐしましょう。

治療開始して1~2週間は数日に1回程度の外来受診を行うことが多いです。

症状が顔のみの場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。

顔の動かしにくさを自覚した場合には、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。