顔面神経麻痺の後遺症には何がありますか?
ベル麻痺やハント症候群の後遺症には顔面の拘縮や病的共同運動などがあります。
顔面神経麻痺(ベル麻痺やハント症候群)の後遺症には、以下のようなものがあります。特に重症例では後遺症が残る可能性が高いです。
顔面のこわばり(拘縮)
麻痺した筋肉が回復する過程で硬くなり、左右非対称な表情や不自然な動きが残ることがあります。
病的共同運動
本来連動しない筋肉が同時に動く状態で、閉眼しようとすると口が動き、口を動かそうとすると閉眼するようになってしまいます。異常な神経再生によって生じます。
ワニの涙(涙液分泌異常)
食事中に涙が出る現象で、唾液腺へ行く神経が涙腺に誤って再生されてしまうことによって起こります。
後遺症の予防や軽減のためには、早期の治療介入とリハビリテーション(顔面マッサージなど)が重要です。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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