顔面神経麻痺の経過観察はどのように行われますか?
治療開始して1~2週間は数日に1回程度の外来受診を行うことが多いです。
顔面神経麻痺の受診頻度は、麻痺の原因や重症度、施設の方針により異なります。ここでは末梢性顔面神経麻痺であるベル麻痺や、ハント症候群の受診頻度の一例をお示しします。
発症してから数週間の初期
発症後1~2週間は麻痺の進行が見られる時期であり、数日に1回程度の診察を行います。この時期はステロイドや抗ウイルス薬による治療を行います。誘発筋電図検査(ENoG)で神経の障害の程度を確認したり、頭部のMRI撮影を行うこともあります。麻痺の改善が見られる場合には、診察の頻度は1週間に1回程度になります。
発症から1ヶ月以降
麻痺の回復具合により、受診頻度は異なります。重症の麻痺の場合は、症状が固定するまで4ヶ月以上かかることもあります。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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