顔面神経麻痺の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
目が乾燥しないように目薬をこまめに使用しましょう。
顔面神経麻痺では、回復を促進し後遺症を防ぐために日常生活でのセルフケアが重要です。以下の点に注意してください。
目が乾燥しないように目薬をこまめに使用する
まばたきがうまくできず、涙の蒸発が進むため、角膜炎や結膜炎を予防する目的で、ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレインⓇ︎)点眼液などを1日数回点眼し、夜間は眼帯の使用を検討します。
温熱療法を行う
温めた蒸しタオルで顔面を温めて、筋肉の緊張をほぐしましょう。
筋伸長マッサージを行う
顔面の筋肉の拘縮を予防するために、表情筋(前頭筋、眼輪筋、口輪筋、頬骨筋、広頚筋など)のマッサージを行いましょう。
無理に顔を動かさないようにする
神経が再生しているときに無理に顔を動かそうとすると、神経が間違った表情筋に伸びてしまいます。閉眼しようとすると口が動き、口を動かそうとすると閉眼するようになってしまいます(病的共同運動)。そのため、治療中は無理に顔を動かさないようにしましょう。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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