顔面神経麻痺が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
症状が顔のみの場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
顔面神経麻痺とは、主に顔の動きを司る神経である顔面神経が病気により麻痺する状態です。
顔の動きを司る神経線維は大脳から始まり、橋の顔面神経核を経て脳から出て、耳の辺りの骨の中を通って顔面の表情筋に分布します。
脳から出る前に神経線維が障害される場合を中枢性、出たあとに障害される場合を末梢性の顔面神経麻痺といいます。
末梢性の顔面神経麻痺の原因の多くは、ベル麻痺やハント症候群であり、耳鼻咽喉科での治療が中心となります。
ベル麻痺やハント症候群の主な症状は、以下の通りです。
- 額の皺寄せができない
- まぶたを閉じられない
- 口角を動かすことができない
- 目が乾いて充血する
- 味覚がおかしく感じる
- 音が響く
一方で、以下のような症状がある場合には、脳卒中(脳出血や脳梗塞)などによる中枢性顔面神経麻痺が疑われ、迅速な救急受診が必要です。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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