思春期早発症の治療が手遅れになることはありますか?
治療が遅れると、最終的な身長に影響が出ることが考えられます。
思春期早発症は、治療のタイミングが非常に重要な病気です。早期に発見し、適切な治療を開始すれば、体と心のバランスを保ち、最終身長の低下も防ぐことができます。
しかし、進行がかなり進んでから治療を始めた場合、骨の成長板(骨端線)が、すでに閉じかけていることがあり、最終身長に影響を及ぼす可能性があります。
また、心の面でも、同年代の友達と比べて自分の体が違うことに悩み、自己肯定感が低下したり、社会的な不安を感じやすくなったりすることもあります。
治療の開始が早ければ早いほど、子どもの将来への影響を抑えることができます。また、たとえ治療が遅れ、思春期が進行していても、治療がまったく意味をなさないわけではありません。ホルモンのコントロールによって進行を遅らせたり、心のサポートを行うことで、本人の生活の質を高めることが可能です。
「様子を見よう」と先延ばしにせず、体の変化に気づいたら、早めに医療機関を受診することが大切です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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