水頭症には初期症状はありますか?
小児では、頭囲拡大、哺乳力低下、額の上部にこぶができます。成人の初期症状では、歩行障害が多いです。
初期症状としては、年齢と発症原因によって違いますが、主に以下のような症状が挙げられます。
乳児期
乳児期では主に、頭囲が正常範囲を超えて拡大する、元気がなくなる、哺乳力が低下する、大泉門(額の上部にある、骨と骨の継ぎ目部分)が硬く張るなどの症状がでます。
幼児期以降
大泉門が閉じた幼児期以降は、頭蓋骨がすべて閉じきることによって、髄液の圧が上昇して脳組織を圧迫する(頭蓋内圧亢進)ためで頭痛、嘔吐などが起こります。
高齢者
高齢者で起こる特発性正常圧水頭症では、小刻み歩行、すり足歩行や、両足の幅が広がる開脚歩行などの歩行障害が初期症状として多いです。
公開日:
最終更新日:
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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