水頭症の場合、主にどのような治療をしますか?
カテーテルを脳室や脊髄に留置する手術を行い、過剰な髄液を排出します。
水頭症は治療法によって、2つに分けられます。
交通性水頭症
交通性水頭症は、脳室間の髄液の流れは保たれているものの、髄液の吸収障害や髄液の過剰産生により発生する水頭症です。
髄液を脳以外の場所(腹腔、心房、胸腔)に導いて吸収させる髄液短絡術(シャント手術)が治療の主体になります。脳室腹腔シャント術が最も一般的です。
また、低出生体重児でシャント術を行うのが難しい場合や、髄液の性状の問題でシャント術を行うリスクがある場合、髄液リザーバーを設置することがあります。
非交通性水頭症
非交通性水頭症は、脳室の一部が狭くなったり詰まってしまうために、髄液の流れが悪くなって発生する水頭症です。
髄液の流れを妨げる原因(例えば脳腫瘍)を除いたり、流れが妨げられている部分をバイパスするような手術(内視鏡手術)で治療することが出来ます。
公開日:
最終更新日:
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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