ぎっくり腰が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、受診の目安はありますか?
まずは整形外科を受診しましょう。高齢の方の場合や、足の痛みやしびれの範囲が広い場合、熱がある場合などは早めに受診するようにしましょう。
ぎっくり腰が疑われるような急に身動きがとれなくなる強い腰痛がある場合、まずは整形外科を受診しましょう。ぎっくり腰(急性腰痛症)以外にも、同じような症状の他の病気の可能性があります。他の病気でも腰まわりの骨や筋肉、神経に原因がある場合がほとんどであり、整形外科での診療が必要です。安静にしているだけで改善する腰痛がある一方、早めに受診を検討した方がよいケースもあり、受診目安は以下のとおりです。
55歳以上
特に女性では骨粗鬆症が進み、ふとしたきっかけでも骨折している場合があります。
足の広い範囲でしびれや痛みがある
腰の神経を圧迫する病気がある場合があります。
発熱している
腰のまわりで細菌感染症を起こしている場合があります。
最近急に体重が減った
がんによる腰骨の骨折の場合があります。
上記以外の場合でも4、5日しても症状が改善しない場合やぎっくり腰を繰り返す場合には、詳細の確認のため一度整形外科で診察を受けるようにしましょう。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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