蛋白漏出性胃腸症は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？

蛋白漏出性胃腸症の原因疾患によって、治療法は大きく異なります。副作用の内容やリスクもさまざまです。

蛋白漏出性胃腸症はひとつの病気ではなく、さまざまな病気によって引き起こされる「症候群」です。胃や腸から血液中のタンパク質が過剰に失われる状態のことを指します。

原因となる主な病気

• 胃がん、大腸がん
• 炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎、クローン病）
• 腸リンパ管拡張症（リンパの流れが悪くなる病気）
• 消化管アミロイドーシス（異常なタンパク質が消化管に沈着する病気）
• 膠原病（全身性エリテマトーデスなど）
• 心臓の病気（収縮性心膜炎、うっ血性心不全、フォンタン手術後など）

治療について

治療方法は、原因となる病気によって大きく異なります。例えば、胃がんや大腸がんであれば、ステージに応じて手術や抗がん剤治療を行います。炎症性腸疾患では、ステロイドなどの免疫抑制剤を使用します。

副作用の内容やリスクも、病気や治療法によってさまざまです。実際の治療方針や副作用のリスクについては、必ずかかりつけの医師から十分な説明を受けましょう。