パニック障害は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
抗うつ薬が使われることが多いです。おなかの症状や眠気、倦怠感の副作用を感じる人もいます。
パニック症/パニック障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor:SSRI)が用いられることが多いようです。
SSRIの内服により、悪心(おしん)やお腹が張るといった消化器症状などの副作用が出ることもあります。
また、効果が十分でない場合、他のタイプの抗うつ薬やベンゾジアゼピン系の抗不安薬が処方されることもあります。
副作用として眠気や倦怠感、口の渇きなどがみられることもあります。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、依存性や眠気などの副作用の観点から、長期にわたって連用することは望ましくありません。
ただ、薬の効果や副作用の出方は人によって異なるため、自己判断で薬をやめたりせず、医師の指示に従うことが大切です。
気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
Giuseppe Guaiana et al.“Pharmacological treatments in panic disorder in adults: a network meta-analysis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38014714/,(参照 2025-05-28).
Michael Ziffra.“Panic disorder: A review of treatment options”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33529291/,(参照 2025-05-28).
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