敗血症性ショックとはなんですか?
体の中で感染が広がることで、血圧が異常に下がり、重要な臓器に血液が届かなくなる危険な状態のことです。
敗血症性ショックとは、感染が体中に広がってしまい、血圧がとても低くなって、体に必要な血液や酸素がうまく届かなくなる危険な状態のことです。
普通は、点滴などで血圧を保ちますが、敗血症性ショックでは、点滴だけでは血圧が上がらず、特別な薬(血管を収縮させる薬)を使っても、体の状態が安定しないことがあります。
また、血液の中に乳酸という物質がたまるのも特徴で、これは体の中が酸素不足で苦しんでいるサインです。この状態になると、心臓・肺・腎臓などの大事な臓器がどんどん弱っていき、命に関わることもあります。
さらに、国際的な定義に基づいて行われた大規模な調査では、敗血症性ショックという重い状態になった患者さんでは、およそ3人に1人(約28%)が亡くなっていることがわかっています。
ショックを伴う敗血症は、命に関わる可能性が高くなるため、医療機関での治療が重要となります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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