前立腺がんの手術後に尿漏れすることはありますか?
徐々に回復しますが、術後の合併症として尿漏れが起こることは多いです。
前立腺がんに対する手術では、前立腺の周囲にある神経や、骨盤底筋や尿道平滑筋といった筋肉に影響を及ぼし、膀胱や尿道など尿を溜めるのに必要な臓器の構造も劇的に変化します。
そのため、手術直後はスムーズに尿道が締まり切らず、体を動かした時や、特に立ち上がった時や笑った時のようにお腹に急に力が入った時は尿が漏れやすくなります。
ロボットを用いた繊細な手術や、がんの広がりに合わせて切除する範囲を狭めて神経や骨盤底の構造をなるべく温存することによって、尿漏れの確率は減っていますが、術後しばらくは尿漏れパッドなどを使用する必要があります。
個人差はありますが徐々に回復して、術後1年程度すると、60~97%程度の方は生活に支障がない程度には回復されます。
尿漏れ改善のためには尿道周囲の筋肉を鍛える骨盤底筋体操が効果的と言われており、手術することが決定した時からトレーニングすることがすすめられています。
トレーニングの詳しい方法などは、担当の医師やスタッフに相談しましょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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