前立腺がんの末期と診断された場合の余命(生存率)について教えてください。
年齢など個人差はありますが、StageⅣでも5年生きられる可能性は平均約60%と報告されています。
前立腺がんには厳密な「末期」の定義はありませんが、最も進行した状態(Stage IV)の場合、5年生存率は約60%と報告されています。
ただし、生存率は年齢、喫煙歴、持病の有無 などによっても大きく変わります。
また、前立腺がんの進行リスクや以下のような違いによっても余命は個人差があります。
- すでに多くの治療を受けたあとに転移した場合
- 診断時にすでに転移していた場合
- ホルモン療法が効きやすい(ホルモン感受性前立腺がん)かどうか
- ホルモン療法が効かない(去勢抵抗性前立腺がん)かどうか
さらに、前立腺がんの治療は日々進歩しており、数年ごとに効果的な新しい治療が開発されています。
そのため、診断時期によって使用できる薬や治療法が異なる点も、生存率に影響します。
ホルモン療法が効かない「去勢抵抗性前立腺がん」の生存率については、ユビー病気のQ&A「去勢抵抗性前立腺がんの場合、余命はどのくらいですか?」をご参照ください。
個人差があるため、ご自身の余命(生存率)について、さらに詳しく知りたい場合は、担当医に確認することをおすすめします。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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