特に足の甲が痛く、腫れている場合の原因には何がありますか?
骨折や疲労骨折、蜂窩織炎などの細菌感染症や痛風などが考えられます。
足の甲が痛むとともに、腫れも見られる時は、骨折や細菌の感染、痛風などを考えます。
骨折
転倒した・強打した・強くひねったなどの後に強い痛みや腫れが始まった場合、骨折の可能性があります。
特に多いのは中足骨という骨の骨折ですが、足の甲にあるすべての骨が骨折する可能性があります。骨折の場合、直後もしくはしばらく経ってから内出血を生じることが多いです。
また、思い当たる大きな怪我が無くても、長距離を走ったりジャンプしたりすることの多いスポーツを続けていると、疲労骨折を起こすことがあります。疲労骨折では、内出血を伴わないことが多いです。
細菌の感染や痛風
足の甲の痛みとともに腫れや赤み、熱もある場合には、細菌感染症や痛風の病気が考えられます。これらの病気による炎症は、寝ている時に強くなる場合があります。
一般的に痛風の症状は親指の付け根に生じますが、それ以外の足の関節にも生じます。診断には、血液検査が必要になることがあります。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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