鎖骨マッサージをすると痛みがある場合、原因はなんですか?
筋肉の過緊張、筋膜の癒着、関節炎、神経の圧迫、外傷などが原因となります。
鎖骨周辺をマッサージした際に、痛みを感じる原因は多岐にわたります。
一般的なのは筋肉の過緊張です。長時間のデスクワークやスマートフォン使用による前傾姿勢、ストレスなどにより、胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋上部などの鎖骨周辺の筋肉が過度に緊張すると、触れた際に痛みを感じます。
筋膜の癒着も主要な原因です。筋膜とは筋肉を包む膜状組織で、運動不足や同じ姿勢の持続により癒着を起こし、マッサージ時に痛みとして感じられます。
また、胸鎖関節や肩鎖関節の関節炎も、マッサージ時の痛みを引き起こします。特に変形性関節症やリウマチ性関節炎の場合は、関節周辺の圧痛が特徴的です。
鎖骨下を通る神経(腕神経叢)の圧迫症状として、マッサージ時の痛みに加え、腕や手のしびれを伴うことがあります(胸郭出口症候群)。
さらに、以前の外傷(鎖骨骨折など)や微小骨折も痛みの原因となります。
マッサージ時の痛みが強く持続する場合や、日常生活に支障をきたす場合は、整形外科医の診察を受けることをおすすめします。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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