鎖骨の下にこりがある場合、どんな病気が考えられますか?
筋肉のこり、リンパ節の腫脹、良性または悪性腫瘍など、さまざまな可能性があります。
鎖骨下のこりの原因は、多岐にわたります。
一般的なのは筋肉や筋膜のこり(緊張)で、長時間のデスクワークやスマホ使用、不良姿勢が原因となることが多いです。
また、鎖骨の下にはリンパ節があります。上気道感染症や全身性感染症への反応として、一時的に腫れることがありますが、通常は感染の治癒とともに縮小します。
しかし、原因不明のリンパ節腫大が数週間以上続く場合は注意が必要です。
良性腫瘍としては、例として脂肪腫、線維腫などがあります。これらは通常痛みを伴わず、ゆっくりと大きくなる傾向があります。
より注意すべきは、悪性リンパ腫や肺がん、乳がんなどの転移による鎖骨下リンパ節腫大です。
特に硬く、固定されており、徐々に大きくなるものは悪性の可能性を考慮すべきです。
診断には触診に加え、超音波検査、CT、MRIなどの画像診断、必要に応じて組織生検が行われます。
原因不明のこり、大きさの変化、痛みなどの症状を伴う場合は、早期に医療機関を受診することをおすすめします。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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