高齢者は呂律が回らなくなるものですか?
加齢に伴い脳血管障害の頻度が高くなるため、高齢者では呂律が回らなくなる方も増えます。医師へご相談ください。
高齢者だから呂律が回らなくなるとは、一概には言えません。
呂律が回らないという症状は、言葉を話すときに使う神経や筋肉の障害で起こります。または、心因性の場合もあります。
具体的な原因には、以下のようなものがあります。
- 脳梗塞や脳出血による脳血管障害
- パーキンソン症候群やがんによる神経障害
- 脳炎、多発神経炎、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、球脊髄性筋萎縮症などの神経障害性の病気
- 重症筋無力症などの神経と筋肉の伝達がうまくいかない病気
- 筋ジストロフィーや筋炎などの筋障害性の病気
など
高齢になると、気がつかないうちに小さな脳梗塞を繰り返していたという方も増えてきます。それに伴い、呂律が回りにくくなることはあるでしょう。
また、筋肉が衰え、はっきりと話せなくなったり、呂律障害とは言えないかもしれませんが歯が噛み合わずはっきりと話せなくなったりすることもあります。
症状がみられる場合は、主治医に相談しましょう。
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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「呂律が回らない」とはどのような症状ですか?
舌や唇、口、喉などがうまく動かず話しにくくなり、言葉が不明瞭になる症状です。
呂律が回らないの原因や考えられる病気には何がありますか?
脳血管障害(脳梗塞・脳出血・一過性脳虚血発作など)、 神経や筋肉が十分に機能しない病気や、精神的ストレスなどが考えられます。
呂律が回らないがある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
脳神経内科や脳神経外科を受診しましょう。急に呂律が回らなくなった場合や、痺れなどが認められる場合は、すぐに受診すると良いでしょう。
呂律が回らないの治療や予防方法には何がありますか?
原因となっている病気の治療や、言葉のリハビリテーション(言語療法)を行います。
呂律が回らないのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
ストレスが原因で呂律が回りにくくなりますか?
過剰なストレスや過労が原因で自律神経が乱れ、上手く話せない症状が出ることがあります。
脳梗塞の症状で呂律が回らなくなることはありますか?
脳梗塞の症状で呂律が回らなくなることはあります。
急に呂律が回らなくなった場合、すぐに病院へ行ったほうが良いですか?
急な発症は脳血管障害の可能性があります。すぐに受診をしてください。
喋りにくい、口や舌が回りにくい、といった症状が急にみられる場合、どのような病気の可能性がありますか?
ストレスなどが原因になることもあれば、脳血管障害など大きな病気が隠れていることもあります。
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