呂律が回らないの治療や予防方法には何がありますか？
原因となっている病気の治療や、言葉のリハビリテーション（言語療法）を行います。
呂律が回らないという症状の治療としては、原因を探り、原因となっている病気の治療を行います。また同時に、言語聴覚士により、言葉のリハビリテーションを行います。
予防方法としては、原因のわかっていないALSのような病気の場合には予防のしようがない部分もありますが、健康診断を受け、生活習慣病に気をつけ、規則正しい生活をすることが、あらゆる病気の予防につながるでしょう。
なお、呂律が回らないという症状は、言葉を話すときに使う神経や筋肉の障害で起こります。または、心因性の場合もあります。
具体的な原因には、以下のようなものがあります。
- 脳梗塞や脳出血による脳血管障害
- パーキンソン症候群やがんによる神経障害
- 脳炎、多発神経炎、筋萎縮性側索硬化症（ALS）、球脊髄性筋萎縮症などの神経障害性の病気
- 重症筋無力症などの神経と筋肉の伝達がうまくいかない病気
- 筋ジストロフィーや筋炎などの筋障害性の病気
など
公開日：
最終更新日：
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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