敗血症の原因は何がありますか?
細菌、ウイルスや真菌などにより感染し、臓器の機能不全を起こします。
敗血症の原因は、細菌やウイルス、真菌(カビ)などの微生物による感染です。
敗血症の治療にあたっては、その原因である感染した微生物の特定と、その微生物に効果のある薬の投与が重要です。
しかし、敗血症は一刻を争うため、感染症の原因である微生物の検査結果が出る前に、感染が疑わしい臓器すべてに効く薬を投与します。
感染症の診断では、病歴や症状、画像検査などから感染している部位を特定し、予想される感染部位から、喀痰、血液、尿、体液などの検体を採取し、原因となる微生物を検査します。採取によって病気の原因となる微生物を特定できれば、その微生物に特化した薬の投与へと変更します。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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「敗血症」とはどのような病気ですか?
微生物に感染することで多臓器不全を生じ、生命を脅かすような状態になります。
敗血症ではどのような症状がありますか?
悪寒や発熱、病気の進行に伴って意識低下、血圧低下、息苦しさなども見られます。
敗血症には初期症状はありますか?
初期症状としては、悪寒、発熱、心拍数の上昇などが挙げられます。
敗血症の場合、主にどのような治療をしますか?
主に薬物療法です。症状が多岐にわたるため、症状に合わせて薬物療法を行なっていきます。
敗血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
悪寒を伴う発熱や意識低下などがある場合は、早めに内科や救急科を受診しましょう。
敗血症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
敗血症はどんな人がなりやすいですか?
乳幼児や65歳以上の高齢者、抗がん剤治療薬中などによって免疫が低下している方がかかりやすいです。
敗血症はうつりますか?
人から人へ感染することはありません。
敗血症は完治しますか?
薬物療法により完治はしますが、重篤な状態の場合は治療期間も長くなり、数ヶ月程度になります。
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