本態性血小板血症
「本態性血小板血症」は、さまざまな血球をつくる骨髄内の造血幹細胞で起こった遺伝子異常により、血小板に分化する細胞が腫瘍化して異常に増殖する病気です。頭痛や視力障害、胸痛、手足のしびれといった血栓症状や強い出血傾向を示します。血小板が多いと指摘された方で何らかの症状がある場合には、すぐに病院を受診しましょう。
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
病気について
症状について
本態性血小板血症は、骨髄に存在する造血幹細胞の遺伝子に異常が生じることによって起こります。
無症状の場合もありますが、出血や手足の発赤・熱感、頭痛、めまい、耳鳴などの症状を伴うこともあります。
初期は自覚症状がないことが多いですが、病気が進行すると頭痛や視力障害、めまいなどの症状が現れます。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
血栓症や出血が起こりやすくなるほか、骨髄線維症や白血病へ移行する可能性があります。
可能性はありますが、鉄欠乏や炎症などによる二次性の増加であることのほうが多いとされています。
骨髄線維症や白血病に移行した場合の、貧血・脾臓の腫れ・発熱や体重減少などが挙げられます。
治療について
低用量アスピリンによる抗血小板療法、ヒドロキシカルバミドやアナグレリドによる細胞減少療法を行います。
血栓症のリスクが高く、出血傾向が強いため、生活習慣やケガに気をつけることが大切です。
本態性血小板血症を根本的に治療する方法は現時点では存在しません。
野菜や魚などを中心としたバランスの良い食事を心がけ、脂質や糖質の摂りすぎには注意しましょう。
明確に示されてはいませんが、ストレスにより症状が悪化することはあります。気分転換や適度な休息を取り、ストレスを軽減することが大切です。
受診について
薬について
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