ていたいおんしょう
低体温症
低体温症とは、深部体温が35℃未満に低下し、寒冷環境や濡れた衣服などで体から熱が奪われることで起こる病気です。震え、手足の冷え、意識障害などの症状がみられます。震えが止まる、反応が鈍いなどの際は救急科を、軽症なら内科を受診しましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
病気について
「低体温症」とはどのような病気ですか?
深部体温が35℃未満に下がり、意識障害や不整脈・循環不全などを起こす命に関わる状態です。
低体温症の原因は何がありますか?
寒さなどで熱が奪われることや、飲酒、感染症などにより体温調節機能が低下することが原因で起こります。
低体温症のとき、なぜ寝てはいけないのですか?
寝ると熱を作る力が弱まり、体の異変に気づけなくなります。そのまま死に至る危険性が高まります。
低体温症で後遺症が残ることはありますか?
脳の機能障害などが残る可能性がありますが、早めの治療でリスクを減らせます。
低体温症で死亡する際、苦しいですか?
はっきりとしたことはわかっていませんが、低体温症は進行すると感覚が鈍り苦痛は次第に薄れると考えられます。
症状について
受診について
治療について
薬について
(参考文献)
Dow J et al. Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Out-of-Hospital Evaluation and Treatment of Accidental Hypothermia: 2019 Update. Wilderness & Environmental Medicine. 2019, 30, S47-S69.Brown, Douglas J A et al. Accidental hypothermia. The New England journal of medicine. 2012, 367, 11171.Sofer, S, and E Benkovich. Severe infantile hypothermia: short- and long-term outcome. Intensive care medicine. 2000, 26, 88-92.
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