低体温症の場合、主にどのような治療をしますか?
低体温症ではさまざまな方法を用いて復温を目指します。
低体温症の治療の基本は、もとの体温まで復温させることです。濡れた服を着用している場合は脱ぎ、毛布などで全身を保温し、軽症なら暖かい室内での安静や温かい飲み物、温風などでゆっくり体温を上げます。
中等症以上の場合は病院で、加温輸液などを用いて復温し、重症で意識が悪い場合や心停止では人工呼吸器を用いたり、心肺蘇生を行うこともあります。また、心電図などをモニターしながら、不整脈や低血圧などの合併症も同時に治療します。
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(参考文献)
Dow J et al. Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Out-of-Hospital Evaluation and Treatment of Accidental Hypothermia: 2019 Update. Wilderness & Environmental Medicine. 2019, 30, S47-S69.
Brown, Douglas J A et al. Accidental hypothermia. The New England journal of medicine. 2012, 367, 11171.
Sofer, S, and E Benkovich. Severe infantile hypothermia: short- and long-term outcome. Intensive care medicine. 2000, 26, 88-92.
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
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