公開日:
最終更新日:
肝膿瘍
「肝膿瘍」とは、肝臓に膿だまりができた状態のことです。細菌やアメーバが肝臓に侵入して増殖することが原因で、発熱や上腹部の痛みなどの症状がみられます。治療は主に薬によって行います。腹痛と発熱がある場合は消化器内科を受診しましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
病気について
「肝膿瘍」とはどのような病気ですか?
肝膿瘍とは、肝臓に膿瘍ができた状態のことです。
肝膿瘍になったときの寿命や死亡率はどのくらいですか?
死亡率は2~12%程度といわれています。
高齢者の肝膿瘍にはどのような特徴がありますか?
もともとの病気や体力の低下のため、重症化しやすい場合があります。
肝膿瘍はどのような人がなりやすいですか?
糖尿病や悪性腫瘍で治療中の方はなりやすい病気です。
肝膿瘍はうつる可能性はありますか?
肝膿瘍そのものがうつることはありませんが、その原因となる感染症がうつることはあります。
肝膿瘍はがんになる可能性はありますか?
肝膿瘍自体が直接的にがんを引き起こすことはありませんが、間接的にがんのリスクは増加します。
肝膿瘍の感染経路にはどのようなものがありますか?
他臓器からの感染の広がりや、怪我、汚染された食物の摂取、アメーバ感染者との接触などが挙げられます。
肝膿瘍の再発率はどのくらいですか?
原因にもよりますが、概ね9%程度であると報告されています。
アメーバ性肝膿瘍とはどのような病気ですか?
赤痢アメーバという寄生虫に感染することで、肝臓に膿の塊ができる病気です。
症状について
受診について
治療について
肝膿瘍の場合、主にどのような治療をしますか?
主に薬の点滴や内服によって治療します。膿のドレナージを行う場合もあります。
肝膿瘍での入院日数はどのくらいですか?
2~3週間といわれています。
肝膿瘍などの肝臓の病気の場合、食事療法としてできることはありますか?
食事によって肝膿瘍などの肝臓の病気を直接治すことはできませんが、肝臓の病気の場合に避けるべき食事はあります。
肝膿瘍の治療期間はどのくらいですか?
細菌性肝膿瘍の治療期間は4~6週間、アメーバ性肝膿瘍の治療期間は7~10日であるとされています。
肝膿瘍の治療後、後遺症はみられますか?
感染症や出血、慢性的な痛み、肝機能障害、免疫力低下などの後遺症が発生する可能性があります。
検査について
薬について
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。